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プリンセス トヨトミ評論(20)
つまらなすぎてビックリした
綾瀬はるかちゃんはカワイイなぁ
ミステリアスなおはなしかと思っていたのですが意外とあっさり大阪国の存在がわかってしまい拍子抜けでした。
期待していたミステリーではありませんでしたが父と息子のハートフルな話がよかったです。
大阪国を維持したいなら政府からお金をもらわず自分達で工面したらいいのにと思いましたが大阪国という世界観は面白かったです。
設定はすごく魅力的なんですよ。
綾瀬はるかもかわいいし。
彼女の揺れる巨乳が何度も何度も楽しめますし。
しかし、しかし。
なんだこりゃ。
豊臣家末裔が実は大阪に生きていて、大阪の地下組織として大阪国というものがあった、という設定の映画です。
魅力的な設定でしょう?
あとは、この設定をどう活かして、観客が予想もできないエンターテイメイトに作り上げられるかというのが映画作りの醍醐味ってものじゃないですか。
ないんですよ。
それが、なにも。
なに一つ。
魅力的な設定。ぐだぐだの結末。なんじゃこりゃ~~って感じ。
そう。民主党の登場と鳩山内閣と菅政権の末路を見ているような、そんな、あちゃーーーっ感でした。
こういう徒労感って、日本の最新流行ですかそうですか。
切れ者の副長・松平(堤)、ミラクルの異名を持つ鳥居(綾瀬)、ハーフである旭ゲンズブール(岡田)の3人。ゲンズブールネタで笑わせるだけの映画かと思っていたら、意外な方向へと展開してゆく。
なぜか引き込まれない序盤。断絶されたはずの豊臣家の子孫を守るという、奇想天外な発想は面白いのだが、映画としてのテンポが悪いのだ。『マルサの女』のように胸がすくような華麗な調査を行うのならいいのに・・・また、大阪のおばちゃんネタで笑わすくらいなら、その方向でガンガンいってくれてもいい。どことなく東京人が作った感も否めない。
長曽我部(笹野孝史)が館長を務めるOJOの博物館の地下には豊臣家の国松を逃がしたとされる秘密通路があって、その奥には大坂国の国会議事堂があった。明治維新の際、財政難の政府軍に対しては秘密の契約があり、大坂国に毎年援助されているという事実。お好み焼き屋のおっちゃん真田(中井貴一)が総理大臣だ。そしてボーイッシュな少女・橋場茶子(沢木ルカ)が豊臣の末裔。なぜか羽柴じゃないんだな。
結局は、大坂国の男は末裔であるプリンセスを守るため、事実を父から子へと伝えられる。そんな父と子の絆をテーマにした内容に終わってる。5億円という国の補助金を継続させるために・・・。松平の父親が大坂人だったこともストーリーに活かしきれてないし、ゲンズブールの存在価値もわからない。綾瀬はるかの巨乳揺れが若干ある程度で、彼女のミラクルぶりも面白くなかった。