この神聖なお転婆娘
プロット
フランス
05月09日 1958 台灣上映
ナイルの娘
プロット
台湾
08月18日 1990 台灣上映
ライアンの娘
プロット
イギリス
04月24日 1971 台灣上映
シャーマンの娘
プロット
日本
11月19日 2022 台灣上映
こころの湯
プロット
中国
07月07日 2001 台灣上映
アトランティスのこころ
プロット
アメリカ
05月18日 2002 台灣上映
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シュシュシュの娘(こ)評論(20)
ちょっとドジっぽい娘が、忍者の末裔だけに最後は悪い奴らを吹き矢で殺ってくれました。福田沙紀さんは、ほんとに演技がうまいですね。
なんだ、この主役は?福田沙紀?なんだか、いい味出してる…。どこから連れてきたんだ?!
そのダンスはなんだ?!そんな、いい加減で全開なダンスは見たことがない…。ファンになっちゃうぞ!
もう最後は、メチャクチャな話だが、とにかく観てのお楽しみだ!
この映画に言葉はいらない!超ナンセンス!忍者娘ストーリーだ!
劇場で会おう!来ないと、吹き矢で皆殺しだ!
ところが後半になると、俄然面白くなる。ちくわのシーンやタイトルそのものの伏線が上手に回収されていく。テーマは逃げも隠れもせず、安倍晋三による森友学園事件の証拠隠滅を断固として糾弾することである。赤城俊夫さんがモデルの間野幸次を井浦新が好演。この人には以前から反骨精神のようなものを感じていた。
ヒロインを演じた福田沙紀は立派だ。多分本作品のギャラは格安だったと思う。加えて権力批判の作品だ。有名女優は悉くオファーを断ったと思う。そもそもオファーさえできなかったのかもしれない。本人にまでオファーが届けば受けてくれたと思われる心意気のある女優も何人か頭に浮かぶが、それさえもマネジャー止まりだったのではないか。
で結局お鉢が回ってきたというところだろうが、この役を受けただけで立派である。ただ、もう少しいろんな表情ができればヒロインに感情移入ができたと思うが、本作品はほぼオタクのような印象だった。もし北川景子が演じていれば、作品そのものの印象も変わっただろうが、死んだ子の年を数えても仕方がない。
本作品を観ると、国や都道府県や区市町村にかかわらず、日本全国の役所という役所で公文書の改竄が行なわれている印象になる。実際にその印象は正しいと思う。特に数字だ。結果として欲しい数字になるようにデータを書き換えることなど、日常茶飯事に違いない。
公文書の隠蔽では、スリランカ人のウィシュマさんが入国管理局の留置場で亡くなった件で、入管が出してきた書類が真っ黒に塗り潰されていたのが記憶に新しい。同じようなことが日本全国の役所という役所で行なわれているに違いない。
もはや我々にできることは、公文書を改竄、隠蔽しない、情報公開をする政治家を選ぶことだけだが、そういう正しい政治家はなかなか選ばれないし、選ばれても少数派だから政治を動かすことが難しい。終映後に無力感を感じたのは当方だけではないと思う。
こういう映画にちゃんと予算がついて、北川景子みたいな一番人気の女優がヒロインを演じる日が来ればいいと願うが、もしそういう日が来たらこういう映画は必要がなくなることに気づいて、思わず苦笑してしまった。
分かりやすすぎる社会風刺というか、ストレートすぎて風刺と言っていいのか悩む。
権力者の不正がらみの件のリアリティが低すぎる。条例に“排除”という言葉はいくらなんでも使わないでしょ。
実社会の権力者の方が狡猾でさも“良い事をしている感”の気持ち悪さがあって怖い。
ジャンル映画的な“分かりやすさ”を追求したのかもしれないが、だったらもっと寓話的にしても良かったのでは?
作中「コロナ」という単語も出てくるので、現実と地続きの“コロナ後“の世界なのかもしれないが、ほとんどの人がマスクをしていない。だったら、言わなきゃいいのに。
最後の『イングロリアスバスターズ』的、風呂敷たたみの大虐殺も、こういう軽い映画だからこれくらいの逸脱は良いかとも思うが、殺しのバリエーションがなすぎて面白みに欠ける。足りない予算はアイデアで補ってもらいたかった。どうせ漫画みたいな映画なんだから竹輪を吹矢にするくらい逸脱してもらいたかった。
入江監督の久々の自主映画という事で『サイタマノラッパー』シリーズのような画面から滲み出るエモーションと努力の積み重ねを期待していったが、そういうタイプの映画ではなかったようだ。
テンポの悪い映画だなとか、別に埼玉の風景をじっくり見たくないな(笑)と思った。ただ、その“間の悪さ”も、ある程度、意図した“まったり感”なのかと思う。
意外な展開だったし、途中までは面白かった。
低予算らしいから、“外国人排斥”とか“公文書改ざん”とか、話がデカいわりには、スケールが小さすぎるB級感があっても仕方ないし、それもまた味わいだろう。
ただ、ひねりもユーモアもない、ラストはいただけない。もはやテロだし、「動画」の意味もなくなる。制作費がないなら、面白い知恵で勝負して欲しかった。
最初はダサさ全開だった福田沙紀も、唐突に成長しすぎである。“ダサい美女”のまま、最後までやった方が良かったと思う。
“結末”よりは、“過程”を楽しむ映画なのだろう。
なお、「“公文書改ざん”なんて、国だってどこだってやってるでしょう」というシーンが出てくるが、ちょっとドキッとした。
なるほど、「森友事件」なんて氷山の一角だろう。