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恋の病 潔癖なふたりのビフォーアフター評論(20)
全編iPhoneで撮影されたポップな映像が魅力で、良作台湾ラブコメでした。
タイトルとポスターを見て、ポップで軽いタッチのラブコメを期待していたら、後半から結構シビアな展開で後味が悪かったです。前半は、病的な潔癖症の男女二人の奇行が微笑ましく、同じ病気だからこそ惹かれ合うのもいい感じです。ところが後半になって、片方の病気が治って正常者サイドの人間になってしまい、相方は疑心暗鬼からストーカー化する展開は重すぎます。特に潔癖症のキャラが、一転して不気味なキャラに見えてしまうのは残念。結局は、心境や環境の変化で、すれ違う古典的なラブストーリーでした。
前半はボーチンの視線で、まさに潔癖症あるあるな日常がコメディタッチで描かれるのだけど、ある日突然ボーチンの潔癖症が治ってしまい、ふたりの間にずれが生じていく。ここからジンに視点が変わるのだが、なんともまあ切ない展開に涙させられる。
観終わって考えた。果たして正常ってなんなのだろう。
わたしは潔癖症というほどではないものの、病的に執着が強く、自己診断ではあるものの強迫性障害だったのだろうと思われることがあった。今ではもうすっかり鳴りを潜めており、我ながらあれは何だったのだろうと不思議に思うくらいではあるものの、そんな経験から彼らの潔癖症についてもある程度理解はできる。
けれども、じゃあその頃の自分が異常だったかといわれると、そんなことはないと思うのだ。もちろん、潔癖症のふたりと違い、わたしは診断を受けて病名がついたわけではない。でも病気と判断されたら異常なのだろうか。人と異なるところがあったら異常なの? でも人間誰しも苦手なものがあったりこだわりがあったりするものじゃないのかな? それが強くなって、普通の生活が送れず、病院で診断を受けて病名がついたら「異常」なのだろうか。その「正常」と「異常」の間はグラデーションであって、どこからが正常でどこまで葉異常なのかなんてデジタルに決められるものでもないと思うのだ。
確かに映画のふたりはちゃんとした生活が送れないくらいではあったので、異常と言われてしまっても仕方がないかもしれない。ただ、それでふたりの間に亀裂が生じてしまうのはとても切ない。
コメディを観に来たつもりで気軽に構えていたせいで、余計に考え込んでしまった。これから見る方は要注意ですよ。
赤、青、黄など、洋服やインテリアに鮮やかな色を使ったポップな雰囲気や音楽、前半の明るさとは対象的に、後半からシリアスな内容へと移っていく。
趣味が同じとか、価値観が似てるとかで恋がスタートしても結局は破綻する場合が多い。
そもそも人の気持ちは変わるもの。カップルや夫婦にしてもどちらかが変化したり成長したりして釣り合わなくなって別れるパターンも多くみられる。
世の多くのカップルがうまく行かずに別れと出会いを繰り返してるからこそ、ハッピーエンドではなく、現実的な終わり方で個人的には好感が持てる。
結局はみんな自分が好き、恋に恋してるんだよね。
相手の成長と幸せを願えるのが本当の愛なのかも。
にしても、女の子の感情の変化をリアルに描き出していて静かに泣いてしまった。
あと主演の女優さんが菅野美穂と浅野ゆうこに似てる気がする。
恋愛は共通点が無いと始まらないが、その共通点が強迫神経症というのが面白い。どんな展開になるのかな?笑ったり泣いたりしながらHappy Endに終わるのかなと思っていたが、かなり違った。現実路線で話が展開。
ラストは、ええええーとなりましたが悪くない。いや、良かった。