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映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園評論(20)
エリート養成校として徹底管理された学園生活に胸躍る風間くんだが学園にはある怪事件の噂が…。
勉学と友情の間で揺れる風間くんをはじめ、かすかべ防衛隊のメンバーも各キャラクターたちに焦点を当てたエピソードがそれぞれの個性を引き立てている。
舞台を学校に移し、かすかべ防衛隊たちの普段とは一味違う学園ライフの描写が新鮮。
毎度おなじみしんのすけ達のおバカだけどまっすぐなお話の中で時折ハッとさせられるセリフが胸に響く。
クレしん良かった
笑われても一生懸命。
そんな自分でも愛そう。そんな感じ。
風間くんは、みんなとエリートになって、一緒の学校へ入りたい。
しんちゃんは、そんなことまでわからない。
大人はみんな、風間くんのように先々のことを考えてエリートになるために、、と考えるだろう。
でも、子供はそんな先のことを考えるだろうか?
ただただ今をがむしゃらに生きるのではないだろうか?
今を一生懸命に生きる。
それが青春なのではないだろうか?
そう思わされた映画だった。
嬉しい、楽しい、後悔、孤独、コンプレックス、1人1人背負っていて、愛おしい。それが青春。それがこの映画のテーマなのだと感じた。
ラストに向けてのアクション、メッセージの疾走感は結構良かったんでまあ満足出来るかと
クレしん映画の評価ってイマイチなものでも高くされ過ぎているている感が拭えない…(いいのはホントにいいんだけど)
内容とあっているし、なによりも映像がもう…
ほんっとに良い映画でした
予想よりも面白かったです。子供向けにしてはギャグがシュールだし、青春群像劇を一週間でまとめていることに驚嘆しました。懐かしかったのが粘土のOPでした。二十年以上たっても色あせない演出で、ワクワクしました。
しんのすけ達は天カス学園でエリート教育の体験入学をするわけですが、全員優秀な生徒たちではなかったのが意外でした。カス組の生徒は子供とは思えない見た目をしていて、時々小中一貫校であることを忘れてしまいそうなキャラばかりでした。けれど、そういう子供向けとは思えないクオリティを見せつけるのが劇しんの面白い要素だと思います。
今回の劇しんはかすかべ防衛隊がメインでひろしやみさえの出番はほとんど皆無ですが、時々しんのすけのいない野原一家を映す場面では「しんのすけロス」の状態になったみさえを見ることができます。
見どころとしては、しんのすけと風間君が本気でケンカするシーンは見ていて動揺しました。特に風間君を演じた真柴摩利力がありました。二十年以上積もっていたしんのすけに対する感情を吐露したような演技で、強く印象を持ちました。
クレしんの映画といえば変な秘密結社が出てくるイメージでしたが、今作はシンプルで学校という狭い環境の中で「あなたにとって青春時代とはなにか」と振り返させてくれた良い映画でした。