同感 時が交差する初恋
プロット
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02月09日 台灣上映
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プロット
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WILL
プロット
日本
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アドバンスト・スタイル そのファッションが、人生評論(9)
皆様、それぞれ全く違う人生で、共通点は自分らしく生きていること位。
歳を重ねて、身体が段々不自由になっていっても、それすら受け入れ、今の自分にできることを楽しむ。
「もっと、もっと」と貪欲に人生を楽しもうとしている人や、満足な人生を送ってきて、あまり欲のない人もいて、お互いの考え方を尊重するような場面も。
歳を取るのも悪くない。むしろ楽しいかも?
と思う映画でした。
40年ばかり先を行く諸センパイ方のめちゃめちゃパンクな生き様にガーンとアタマをぶっ叩かれた感じでございます。
オシャレで居続けていることがステキっていうよりも、自分の人生を人任せにしないで、意識的に満ち足りたものにしていこうというスタイルがadvancedなのよね。きっと。
これはですね、エンドロールが焦れったいほどの速度でゆっくり上がっていくんですよ。
実はここに監督の本意がある。
最近の3D映画のエンドロールとかだと、もう人数が多すぎちゃって眼が追いつか無いくらいの速さで上がっていくじゃないですか。ピャーって。
「アドバンストスタイル」のエンドロール見た瞬間、ああ、この作品は若い人に向けて作ったんじゃないんだ。同士に向けて作ったんだ。って気付きましたよね。
最近、義理のお母様と3人で家族写真を撮ったという方の写真を見て唸ったよね。こういうことなんだよなぁと。日常生活では相当な介護を必要としているはずの方なんだけど、そこには凛としていながらめっちゃ可愛らしい女性が映ってるんだもの。
歳をとるってどういうことなんだろう。って知りたくて知りたくなくてという全ての人に。出演している全てのマダム達に最大級の賛辞を贈ります。
このぐらいに年輪を重ねても、まだこの域に至るのが難しいのがまた人間の業深さか…
オサレ老婆の格好良さはもとより、何よりも「老い」とちゃんと向き合っていたのが非常に沁みた。
「早くしてね、時間が無いんだから」
時間の重さを感じるから、自分という存在を肯定し。
自由と解放と表現が手に入れられたのか…
「若く見られるより、魅力的に見られたい」
今の日本に流れる風潮に、ぜひ叩きつけたいこの言葉。
表面だけでなく、その奥にある人生のメッセージを感じ取りたい作品。
このマダム方が素敵なのは、ファッションを通じて内面の自由さが見えるから。洋服はあくまで内面を表現する手段。今すぐリクルートスーツを脱ぎ捨てたら、日本の閉塞感も減りそうです。