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にじいろトリップ 少女は虹を渡る評論(2)
離婚間近な両親の復縁を歌で願う少女をミュージカル仕立てで描いているが、ミュージカルに抵抗はないはずなのに、観ているこちらが赤面したくなる出来。主役が子供だからというわけではないが、学芸会の遊戯を観ている感覚に近いというか。
監督が本作を撮った意図や経緯を知らずに観たが、観終わっても特に知りたいと思わなかったのが全て。
監督の前作『れいこいるか』も全然ノレなかった事からも、自分とはどうやら相性が合わないんだなと思う事にした。
喧嘩ばかりで離婚間近の両親とキャンプ場にやって来た娘が早朝一人で龍神様の宿るという滝を目指すストーリー。
母親は別居中でキャンプ場で合流という流れから、互いにカマしあう両親に娘は何を思うのかってことですね。
どっちもどっちだけど、ママはちょっと勝手過ぎじゃないですか?理解しているつもりはいかんよ。
そこから強引には行かなかったから良かったけれど、作品としてはあまりパンチが無かったかな。
そして何より、主人公の女の子をみせる作品としては正解なのだろうけれど、ミュージカルとしてつくるには、もうちょいお稽古が必要ですね。
そして舞台挨拶…監督がストーリーどうでもいいって言っちゃダメでしょ。