萩本欽一の素顔、番組作りの裏側を「電波少年」で知られるテレビディレクター土屋敏男が追ったドキュメンタリー。ある日、萩本の自宅を訪れた土屋が「視聴率30%超えの番組を作りましょう」と萩本に提案する。そこから、かつて出演する番組の一週間の合計視聴率の高さから「視聴率100%男」の異名をとった萩本と、萩本を敬愛する土屋による新たな番組作りがスタートする。演者との顔合わせ、番組構成スタッフとの打ち合わせなどを精力的にこなしていく76歳の萩本欽一。笑いを追求し続け、新しい要素を取り入れ、関わる人々の熱量を最大限に引き出していく萩本欽一独自のテレビ作りの奥義、萩本欽一の真の姿が土屋のカメラによって記録されていく。
We Love Television?評論(16)
子供の頃おもしろいおじさんの番組だ~って欽どんとかみていたけど、こんなに考えて試行錯誤していたんだって感激した。
主題歌の岡村ちゃんこと岡村靖幸の《忘らんないよ》 は、土屋監督が岡村ちゃんの既存の歌を使いたくてオファーしたら、岡村ちゃんが映画のために書き下ろしたんだとか。映画とマッチしついて感動しました。
この番組が出来るまでをドキュメントしているが、エピローグで2017年の映像を加えて公開していることから、多分・・・。
見応えありました。
・安心することが目的になると、とたんにつまらなくなる
(予算がどうかとかで仕事のやるやらないを決めてた自分を反省しましたすみません)
・どうすればおもしろくなるか、頭をフル回転させる欽ちゃん
・予算とか制約とか度外視してでも楽しめられるか?それぐらい好きなのか?と問いかけられている
・お客さんは、演者の熱量がみたい
・河本が天の声役やってるときの熱量
・リハどおりではおもしろくない
・稽古と違うことをするから強制的に頭フル回転になる
・その熱量があるからおもしろいことになる
・そのおもしろさは今の時代にも有効
・でもやっぱり欽ちゃんヤバい先輩だわ...
・欽ちゃんが「最近の若者はすぐ安心したがる」と言っていたけど、不安や恐怖を抱えている人が多いからなのでは
・自己尊厳感をどうにかして満たすものをそれぞれが見つけるしかない