ゲット・イン
プロット
フランス・ベルギー合作
06月26日 2020 台灣上映
イン&アウト
プロット
アメリカ
12月19日 1998 台灣上映
ホリデイ・イン
プロット
アメリカ
11月10日 2017 台灣上映
レイニーデイ・イン・ニューヨーク
プロット
アメリカ
07月03日 2020 台灣上映
イン・ハー・シューズ
プロット
アメリカ
11月12日 2005 台灣上映
ロスト・イン・トランスレーション
プロット
アメリカ
04月17日 2004 台灣上映
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ラストナイト・イン・ソーホー評論(20)
"見た"!全映画ファン待望の新作は今までの作品とは明らかに違いながら、まちがいなく疑う余地のないエドガー・ライト作品。たとえあなたがいつまで経っても『ショーン・オブ・ザ・デッド』『ホット・ファズ』と盟友サイモン・ペグ&ニック・フロストとの作品やアメリカデビューに大成功した『ベイビー・ドライバー』が好き/特別であっても(過去に囚われている?毎作系統違いすぎるのでもちろんそれもいい)、本作は映画監督/作り手・表現者としてまちがいなく歓迎されるべき変化/進化(『ゴーン・ガール』『マンク』など近年のフィンチャーと違って?)!だからどの監督もみんなホラー映画撮るべきだ!本当にスゴい、演出巧い人ってやっぱり何撮ってもちゃんと怖いしメチャクチャ面白いんだなと実感。映画の申し子、今世紀のタランティーノような立ち位置エドガー・ライトがまたもやってくれた!例えば『血を吸うカメラ』『欲望 BLOWUP』『サスペリア』『サイコ』『キャリー』『シャイニング』など本作でも様々な名作を彷彿とさせる瞬間がありながら自分の色もしっかりと出してくるのは映画ファン冥利に尽きる。
目眩のするような夢の世界へようこそ。エロイーズとサンディ、トーマシン・マッケンジー × アニャ・テイラー=ジョイと今をときめく美しき演技派2人の共演から目が離せない。そして、過去にタイムスリップするなり、まるでテクニカラーのようにスクリーンいっぱいに広がり弾けるカラフルで華やかな色世界は圧巻の一言で息を呑むよう。スタイリッシュでスリリング。音楽センスは相変わらずの折り紙付きで漏れなくサントラ欲しくなっちゃうやつ。それまで出してきた手札で戦う、前フリ/気の利いた展開やオチは、あらゆる事が出し尽くされた今日の知ったか映画ファンにとっていわゆるサプライズというほどのインパクトを誇るかはさておき、流石に気持ちいい。けど今回はもはや作家主義におけるそれと言っても過言ではなかろう監督得意のユーモアのセンスは身を潜めており、その点でジョン・カーニーが『once ダブリンの街角で』を作って、アメリカでの『はじまりのうた』からプライベートな要素を多分に感じさせる『シング・ストリート』を撮ったのとは意味合いが違う。けど、本作もまたエドガー・ライト監督にとって私的な作品であることは疑う余地なしな新章突入、その到来を感じさせる傑作。
I got my mind set on you~Downtown~♪ That's a pretty name!
私はここよ
私はここ…
これは新たなブリティッシュ・インヴェイジョンか?ロンドンは刺激の強い怖い街 --- 通りの数だけ物語がある、部屋の数だけ死体が眠ってる。悪寒の走るような男性の薄気味悪さ。女性の夢を食い物にする男どもの薄汚い欲望の捌け口として過去作よりセックスアピールを過去最大に発揮するアニャ・テイラー・ジョイに魅了されるのも束の間、見たい夢は見たくない夢に様変わりし、悪夢は正夢になっていく。そうやって一見豪華絢爛きらびやかなショウビズ界を中心とした恐怖を描きながらも、作品は一貫して女性の夢の実現を応援する強いメッセージが心に残る。余談ですが今年は『プロミシング・ヤング・ウーマン』『17歳の瞳に映る世界』『最後の決闘裁判』そして本作とあらゆる時代の"男ってクソ"映画が揃った。ヴィレッジ・グリーン・プリザヴェイション・ソサエティは本当に最高。
P.S. 『The Sparks Brothers』はやく日本でも見られるようにしてほしいな〜。
また「本日、司会進行務めさせていただくのは」奥浜レイラさんですか…(『ボーダーライン/ソルジャーズデイ』『街の上で』『ハロウィン・キルズ』は確実!他にも『ゾンビ』『CLIMAX』辺りはそうだった気も…。『アメリカン・アニマルズ』は映画秘宝のやらかし編集長だったことは覚えてる、監督に向けて足組んでるのがなんだか不愉快で)。「司会進行市場、そんなに人材不足ですか?最初の韓流ブームのときのチェ・ジウですか?その仕事ください!」(※映画のことになると早口饒舌になります)…などと思っていたらゲスト長濱ねる!今まで無論こんなに華のあるゲスト登壇なくて、今回も期待していなかったので余計にテンション上がった。最高すぎるって!
けど映画に人生救われてきた者としては、それもエドガー・ライト監督がスクリーンに大写しになるまでか…。他の2人が答えているときとかもずっとエドガー・ライトの時間拘束しているのを見るのはなんだかMステで(好きじゃないけど)グリーン・デイとかが他の出演者と一緒に番組中ずっと自分の出番まで雛壇に座っているのを思い出して、少し申し訳なくなった。待ちに待った観客からの質問タイム、聞きたいことなんていくらでもあったのに手も挙げられなかった自分バカ。夢聞かれて「不老不死になって今まで作られたすべての映画見たい」って言っていたのが印象的だった。奥浜さんの「撮影はマスコミに限ります」って100回くらい聞いた気がする。スクリーン出たら階段からエントランスに出るところまであちこちでマスコミが座り込んでパソコン開いて撮ったばかりの写真確認してる光景はなんだかシュールでした。
「昔の服は質がいい」
勝手に関連作『ミッドナイト・イン・パリ』『プロミシング・ヤング・ウーマン』
シナリオも前半はかなり良く、乗れたのだがラストに向けてのホラーなのかサスペンスなのか中途半端感が否めない。ラストもちょっとグダグダ過ぎないか?