トーク・トゥ・ハー
プロット
スペイン
06月28日 2003 台灣上映
ベン・ハー(1926)
プロット
アメリカ
01月01日 1900 台灣上映
ベン・ハー(1959)
プロット
アメリカ
04月01日 1960 台灣上映
RED SHOES レッド・シューズ
プロット
オーストラリア
03月15日 台灣上映
ゲット・イン
プロット
フランス・ベルギー合作
06月26日 2020 台灣上映
イン&アウト
プロット
アメリカ
12月19日 1998 台灣上映
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イン・ハー・シューズ評論(20)
ラブコメではなくてヒューマンドラマだな、と感じた。In her shoesって、彼女の立場ならっていう直訳みたいで、それと本当の靴をかけたんだなっていうのを、映画見た後で調べて知ったから、そのあたりもう少し邦題に出してもらえてたらよかったなと。笑
それぞれコンプレックスがあって、姉妹で対照的で、お互いを羨ましく、時に疎ましく感じる。よくある内容だけど、それはつまりよく現実に起こる話ってこと。だから話的には入っていきやすいと思う。
姉は靴を集めても使い方がわからなかった。それどころか、あたしには似合わないわねって卑屈になってた。妹は靴を自分で集めようとせず、使い方も間違えてた。そんな2人のハッピーエンドにはほっこり。
でもね、キャメロンの、あの人としてどうなのっていう失態の数々やそのときの態度、家族だからってだけであたしは許せないなぁ。笑 そこだけとっっても引っかかる、、、笑
キャサリンも歳を重ねて、ハマリ役だった。おばーちゃんとその取り巻きの演技力に助けられたかも。
彼女の立場になってという題名がしみじみ効いてくる。
マギー(キャメロン・ディアス)は厳密にいえばニートではない。働く意志はあるものの、就職しても長続きしないフリーターといったところだろうか。日本での統計では2005年に85万人を超えたと報道されるほど急増しているのであるが、彼らの一人一人に「働く意志はあるか?」と質問しているのではないだろうから、この数字もアテにはならない。フリーターや失業者も数字に含めてしまう乱暴な人も多いからだ。
一方、ローズ(トニー・コレット)は弁護士。日本では1万6千人しかいない最高学府卒のエリートといったイメージだけど、アメリカでは約200人に一人が弁護士なのです。石を投げれば弁護士に当たるくらいに多い職業。こう考えると、日本でも石を投げればニートに当たるかと思いがちですが、全く当たらなかったりします。なぜかというと、一般的にニートと呼ばれる人たちはひきこもってるから・・・。
そんなこんなで、死んだと思っていたマギー&ローズ姉妹の祖母が実は生きていた!ということを突きとめたマギーが遥かマイアミまで旅するのですが、ローズは弁護士なんだからそのくらい調べられるでしょうに・・・などとつっこまないでいただきたい。意地悪な継母が邪魔をして、父親だって負い目があるから引き合わせたくなかったのです。このマイアミの老人ホームに住みついてからのキャメロン・ディアスの表情の変化は良かったですね。オバカでヨゴレな役ばかりやってきたけど、そろそろオスカー狙いにいくわよ!くらいの成長を遂げる過程が見事に表現されていました。トニー・コレットもフリーランスの犬の散歩屋さんを演ずるあたりから、生き生きとした笑顔がとても印象に残ります。
そんな二人が注目されるなか、オスカー女優としての貫禄を見せたシャーリー・マクレーンの演技が落ちついていてとてもよかった。そして、老人ホームで臥せっていた元教授のじいさん。彼とマギーのやりとりには目が潤んでしまいましたが、マギーの読書障害とともにもっと際立たせてもらいたかったですね。