フランス映画「キャメラを止めるな!」の成田結美、「凶悪」のピエール瀧、「ドライブ・マイ・カー」の松田弘子が共演した恋愛映画。海辺の町で脚本を執筆しているスランプ中の映画監督・杉田は、偶然出会った若い女性マリに恋心を抱き、映画に出演してほしいと声をかける。マリは戸惑いながらも、情熱的で憎めない杉田のキャラクターにひかれ、一緒に映画を作りはじめる。しかしある日突然、杉田が失踪してしまう。喪失感に苦しむマリは、愛猫を捜す自由奔放なフミコと知り合い、人生を変えるような対話をする。自身について見つめ直したマリは、小さくも大きい一歩を踏み出すことを決意する。監督は、濱口竜介監督作「ハッピーアワー」「偶然と想像」に助監督として参加し、2017年に手がけた短編映画「二十代の夏」がフランス・ベルフォール国際映画祭でグランプリ&観客賞を受賞した高野徹。本作で長編初メガホンをとり、夢と現実が入り混じる大胆な構成で描き出す。
マリの話評論(2)
出だしは、恋愛映画かなと思って観はじめたのですが。
場面の章が変わるごとに、展開が変わり、話に幅がでて。
現実と夢と謎が、幾重にも交錯してくる、
改めて見返したくなる鑑賞体験でした。
いやあ面白いです。