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Tattoo 刺青 プロット 台湾 08月23日 2008 台灣上映
刺青 IREZUMI(1994) プロット 日本 04月03日 1994 台灣上映
刺青一代 プロット 日本 11月13日 1965 台灣上映
刺青 SI-SEI プロット 日本 02月25日 2006 台灣上映
刺青 背負う女 プロット 日本 06月06日 2009 台灣上映
父ありき プロット 日本 01月01日 1942 台灣上映
TATTOO<刺青>あり評論(5)
死体安置所で検死官が、突入狙撃班に射殺された犯人の死体の胸に入れられた牡丹の刺青を確認して「 タトゥーあり」と言う。それが本作のタイトルの由来になっている。公開当時は何てクールなオープニングシーンなんだ!と思った。
そこから映画は、銀行襲撃に至るまでの犯人・竹田明夫(宇崎竜童)の軌跡を丹念に追って行く。
母親に甘やかされて育てられ、何事においてもいい加減な人生を送って来た明夫が、一念発起して思い付くのが銀行強盗とは、余りにも幼稚で短絡的な考えであるが、息子として、男として自分の存在価値を高めようともがき苦しむ彼の姿を見て誰が笑えようか。
人はこの世に生まれて来た瞬間から様々な重荷を背負わされるわけだから。
ミュージシャン出身の宇崎竜童が、俳優として迫真の演技を見せてくれる
モデルとなった梅川昭美に似ていたのも驚きだった。
公開当時は、
親が甘やかすから息子がこんなふうになってしまった。
と考えたようだ。
母なる証明の80年代版といったところかもしれない。
母というのはいくつになっても息子が大事で、息子はいつも母を思っている。母親にいい夢をみせてあげたいとか、いろんなことを考える。母はいつも息子が苦労するような人生は嫌で、大事に可愛がりたいと思っている。
息子はそこで期待に応えなきゃいけなかったんだね。
この映画を初めて見たのは2006年ですが、今思い出しただけでも泣けてくる。
不条理というのはこういったものだと思います。
大好きな映画のひとつです。
大昔、月曜ロードショーで見て以来、初めてスクリーンで見た。フェリーで狙撃される実際の映像が再現されていると思っていたのだが、それは衝撃映像SPなどで見た映像をいつの間にか映画の中でもやっていたのだと勝手に混同していたようで、結末が呆気なくてちょっと肩透かしだった。
宇崎竜童が漫画家のタイム涼介さんに似ていた。高橋恵子がとてもきれいだった。
人殺しでいろいろ最低なんだけど、おごったり、お釣りをもらわなかったり、読書家だったりと憎めないところがたくさんあった。あんなふうに派手に金遣いを荒く生活するのは楽しそうだ。オレは小心者なので金があったとしても真似できない。また銀行強盗を計画したり準備したりするのも楽しそうだった。
映画の内容は梅川の生い立ちがリアルに描かれてれば中々価値のある映画だと思う。映画では銀行強盗シーンはほとんど無いけど梅川事件を調べてから観ると無い方がこの映画の本当に言いたい事が分かる気がします。