どん底(1936)
プロット
フランス
03月04日 2023 台灣上映
ダイナマイトどんどん
プロット
日本
10月07日 1978 台灣上映
シン・ちむどんどん
プロット
日本
08月19日 2023 台灣上映
どんてん生活
プロット
日本
10月20日 2001 台灣上映
どたんば
プロット
日本
11月24日 1957 台灣上映
どん底作家の人生に幸あれ!
プロット
イギリス・アメリカ合作
01月22日 2021 台灣上映
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どん底評論(7)
マルチカムと超長回しで何をやろうとしたのか
逃げ場の無い視界に追い詰められて、異常なハイテンションの中で俳優達が追求したものは、確かに白熱のセッションとなって、終盤での踊りに結実している
しかしそれを持って何を語りたいのか
テーマや意義は何なのか
それは置いてけぼりになってしまっているように感じる
どん底とはこの現代そのものである比喩なのは当然だろうにしても
それでも疑問だ
仏陀はその昔、悩める人々が自発的に悟りに至れるようなアドバイスを人それぞれ違った形で行っていた。しかも彼は一義的な教えを書にまとめることもなく死去したので、彼の教えの解釈は分かれ、宗派は分裂していった。
長屋に表れた一人の老人はさながら仏陀そのものであった。黒澤なりにゴーリキーの戯曲を日本でアレンジした結果なのだろうけど、左卜全演じる彼は見ている僕を励ましてくれているようだった。少し大袈裟かもしれないけど、長屋がこの世界の縮図としたら、彼はそんなどん底の世界で信じたい綺麗事そのものなのだ。
そして彼が去った後の長屋の様は悲惨極まりなく、でもこれでよかったのかもなとも思える。暗い話のはずなのに不思議な諦念というか、そんなものがありました。
ストーリー: 75
キャスト: 75
演出: 75
ビジュアル: 55
音楽: 60
江戸時代の庶民の生活とは現在とはあまりにかけ離れている。ましてその時代の貧困層ともなれば普通の幸せなんてどこを探してもなくて、人々はそれぞれのやり方で浮世を忘れる。売春婦は嘘と夢想の中に自分の幸せを求め、あるものは酒に逃げ、あるものは安っぽい賭博に夢中。これだけ光のさすことのない生活の中でも、人々はかろうじて自分のすがるものを見つけて現実を忘れながら生きていく。それでこの小さな社会に狂気を帯びながらも妙な均衡が出来ている。
しかしきつい作品である。登場人物は個性的だし映画として文学的価値があるとも思うのだが、もう見たいとは思わない。もし自分がこの時代の彼らの立場に生まれ、彼らの人生を自分に置き換えたらと思うと本当に恐ろしい。外国のスラム街を歩いたときに見た、どうにもならない絶望や諦めの中に生活する路上生活者の人々や貧困層の人々を思いだす。自分は安定した社会の上にいてそこから彼らを覗いているだけという、他人事の立場でこの映画を見れない。見ていてかなり辛いだけだった。経済的不況の続く現代日本にもこのような社会が少しずつまた増えているように感じる。
・全員が実在の人物にしか思えない
・おかよの人間不信ぶりはなんなの。あぁもったいない!
なお、本編はロシア文学好きの黒澤明監督がゴーリキ作品を舞台を江戸時代に移して映画化したもの。「白痴」の場合同様、本場のロシア版よりも原作の本質を表現している、との評価もある。