フランケンシュタイン対地底怪獣(バラゴン)劇情

馬淵薫のオリジナル・シナリオを、「宇宙大怪獣
ドゴラ」の本多猪四郎が監督したSFもの。撮影もコンビの小泉一。

フランケンシュタイン対地底怪獣(バラゴン)演員

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フランケンシュタイン対地底怪獣(バラゴン)評論(6)

Sxompsihnkg
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素手で怪獣と戦う巨人の物語
何か連想しないだろうか?
そう、ウルトラマンだ

本作は1965年8月公開
東宝特撮はマンネリになりつつあり、その打破を模索し始めた時期だった
東宝特撮には3つの路線がある
怪獣路線、SF映画路線、怪人路線の3つだ

本作の前年の12月に公開された三大怪獣 地球最大の決戦は怪獣路線の強化
本作の3ヵ月後に公開される怪獣大戦争は怪獣路線とSF路線の融合
本作では怪人路線と怪獣路線の融合
このように色々手を変えてみて新味をだそうとしていたわけだ

もともとはキングコングとフランケンシュタインが戦う企画が出発点だったという
紆余曲折で怪獣との戦いになった

フランケンシュタインを怪獣と戦わせる為には、なんらかの手段で巨大化する事が必要だ
その方便として原爆を、日本を舞台とするためにUボートを持ちだす
自然な発想の流れだろう

戦争孤児のイメージと、復興した広島の街並みや近代的な団地との対比で戦争や原爆のこと忘れるなとのメッセージ性のある深みもだせる
もともとフランケンシュタインの物語に由来する人造人間とは人間なのかという命題も当然加味できる
巨大化するといことはそれでもなお、人間なのかとその命題を増幅すらできる

果たして大人も鑑賞に耐える深みある脚本が出来上がった

だが、映像にしてみるとどうだろう
特に団地のシーン
巨大化したフランケンシュタインは頭部こそ、あの特徴的な容貌で特殊メイクを施されてはいるが身体は役者のままなのだ
いくらミニチュアセットが精巧に出来ていても巨人には見えないのだ

怪獣と戦うにしてもあまり絵にならないのだ
発展性がないと言って良い

怪獣と戦う巨人とは生身の人間では駄目だ
怪獣のようになんらかの変化のある人間ではない巨人でなければ絵にならない
怪獣が火を吐くのに、巨人が素手で戦うだけでは情けないだけだ

その辺りの反省が当然生まれたはずだ
その回答はほぼ同時に二つの案が作品化されたことでなされる
それは翌年1966年7月のことだ

一つはフランケンシュタインの巨人を二体出せば良い
つまり巨人が怪獣と戦わなければ良いということだ
怪獣が出ない分、巨人の外見を怪獣に近づけるのだ
それがサンダ対ガイラだ
しかし単に前作の延長線にあるというだけで本質的な回答では無かった

もう一つは巨人を抜本的に定義しなおす
怪獣とありとあらゆる面で反対に対置される巨人を考えだすのだ
怪獣と同一地平にあって違和感のない巨人だ
つまりウルトラマンだ

そのように考えれば研究所の三人は科特隊だ
怪獣や巨人の解説を行い、巨人のサポートを行う存在というわけだ

本作のUボートで運ばれたケースに閉じ込められた心臓の姿で現れ原爆というアクシデントで心臓だけの存在から子供となり、最終的に巨人と化した
ウルトラマンは光の国から宇宙船でやって来て、あるアクシデントにより普段はハヤタ隊員と融合しており、フラッシュライトで一時的に実体を取り戻して巨人となるのだ

このようにウルトラマンの物語の構造の原形は、既に本作にあるのだ

バラゴンとフランケンシュタインの格闘はその目で観ればウルトラマンの格闘シーンに見えてくるだろう

本作は結果としてウルトラマンのパイロット版であったのだ

本作はクライマックスの違いで国内版で3バージョンあるという
一つ目はバラゴンを倒した後にフランケンシュタインが地割れに飲まれるもので劇場公開版
二つ目は大タコ怪獣が現れるものでテレビ放映版
この二つは今ではDVDでいつでも観ることができる
そして三つ目はバラゴンとフランケンシュタインが同時に地割れに飲まれるもの
この最後のバージョンは幻で勘違いだとされているようだ
だが、実は自分が子供の時に観た記憶はこれなのだ
いつどこで観たのかは小さな子供の頃であるので記憶は曖昧だ
だが、そのシーンだけは鮮明に覚えている
何故ならとても特撮のクォリティーが低く小さな子供でも呆れた映像だったからだ
毛布のような地面に生えたミニチュアの樹木と人形のフランケンシュタインとバラゴンが机の境目に毛布が引き込まれて落ちてしまう
そんな情けないないものだった
心底ガッカリした
子供は子供騙しを嫌うのだ
幻のバージョンだが自分はそれを観たと思うのだ
だがもう一度観たいとは思わない
またガッカリするのは大人になっても嫌だ
aafinfu
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第二次大戦の広島で原爆を受けて巨大化していくと言う理屈は東宝らしい。
巨大化したフランケンが肉弾攻撃をするのも激しいが、バラゴンのアグレッシブさには驚いた。見せはしないが人が行方不明になるのがバラゴンの肉食を想像させる。

バラゴンもフランケンも素早いし、バラゴンの耳がデカイのにペッタリと頭にくっついてるのが妙に可愛かった(笑)

フランケンの不死性が千切れた手にすら宿るのは不気味な演出で、鎖から抜けたのは手首が千切れたから…と言う。
作中、人と見るべきか?怪物と見るべきか?と言う議論はあるが大勢は怪物であり、殺すしかない…となってしまう。
ラストはバラゴンと共に地割れに飲み込まれてしまうのは呆気ないが、別バージョンのラストは突如現れた大ダコと海に転落して終わるものもDVDでは入っていた。
『サンダ対ガイラ』の冒頭に大ダコと争うガイラのシーンがあるため、それに繋がる流れだったのかもしれない。
Upsotmeagu
Upsotmeagu
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観る順番が、前・後(ぜん・ご)してしまいました。
この映画の続編、映画「フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ」を先に視聴してしまいました。

敗戦間近(まじか)のドイツからフランケンシュタインの心臓が潜水艦で日本に届けられる。

フランケンシュタインの心臓
・永久に生きている心臓
・弾に撃たれても絶対に死なない兵隊を作るために研究されていた

・ゴシック小説「フランケンシュタイン」
・映画「キングコング」
を足して2で割ったような物語です。

最後、
巨大なタコとの戦いの中で姿が消えて行ったフランケンシュタイン。
物語の決着は、映画「フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ」に持ち越されるのであった。

団地の中をうろつくフランケンシュタインの姿が、漫画「進撃の巨人」の無垢の巨人(通常種、奇行種)の姿と被(かぶ)って見えました。

ぼくは真面目に作られている怪獣映画をそれなりに楽しむことが出来ました。
xvcurh
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何十年ぶりだろう。
久しぶりにみました。
1965年の作品、なんと55年も前に公開された作品です。
すばらしい、90分という短い時間なのに、中身が濃い!
気持ちの良いほどのアップテンポな作品は見ている人を飽きさせないだけでなく、設定や展開に無理があっても力づくで進めるパワーを感じる。
特撮もすごい!CGに見慣れた今だからこそのアナログな特撮の迫力はたまらないですね。
日本の特撮、ここにありって感じです。
白川郷がロケに使われていることを今更しりました。ちょっとうれしかった...(岐阜県出身の性)
それにしても、水野久美さんはきれいだなぁ。
Pgoxmishsnk
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東宝版「フランケンシュタイン」シリーズ第1作。

戦時中、ドイツから極秘裏に広島に持ち込まれたフランケンシュタインの心臓。原爆の放射能を浴びた心臓からフランケンシュタインが誕生しました。20年後に発見されたときは少年ほどの大きさでしたが、タンパク質を栄養源として急激に成長…彼は怪物か、人間か?
フランケンシュタインは我々と同じ人間であると主張し、心を通わせる女性科学者・秀子を“永遠の特撮美女”水野久美が演じています。フランケンシュタインと秀子の交流が本作の軸となっています。その秀子を支える科学者役でニック・アダムスが出演しています。本作と「怪獣大戦争」しか出ていませんが、特撮ファンにはお馴染みの役者さん。しかもどちらも名作(笑)

我が子のように献身を捧げる秀子と、それに応えるフランケンシュタインの描写に愛情の美しさを感じました。心があるからこそ人間であると言う秀子に対し、同僚の高島忠夫はフランケンシュタインは人間とは全く違う“怪物”であると主張します。
怪物であるが故に鎖で繋ぎ檻の中に閉じ込めて厳重な管理下に置こうとしますが、巨大化したフランケンシュタインは檻から脱走してしまいました。逃亡の最中母のように慕う秀子のマンションへとやって来ますが、大きくなり過ぎていて匿うこともできず、失意のままに逃走するフランケンシュタインの姿が何とも悲痛でした…。何もできない無念さと無力さを痛感する秀子の胸の痛みも伝わって来ました。名演技だなと感じ入りました。
脱出した後の檻を調べると、肥大化し過ぎて手枷が食い込み、手が千切れたために脱走できたことが判明します。何でそんなことが分かったのかって? 手枷が壊れていなかったばかりか、その千切れた手首が暗闇の中で不気味に這っていたからですよ…。バケツに入れられて研究室に運ばれる手首が何ともシュール…。こういった描写がフランケンシュタインに対する見方を曖昧にし、人間か怪物かというテーマを突き付けて来るようでした。

本作は地底怪獣バラゴンの初登場作でもあります。
怪獣映画に初めて“地底怪獣”というカテゴリーを持った怪獣が出現した瞬間でした。今となっては地底怪獣なんてありふれていますが、まさにそれら全ての原点です。めちゃくちゃ偉大です!
秋田油田を襲撃し、山中の集落などで人間や家畜を捕食しながら進行し、フランケンシュタインと邂逅したことで壮絶な戦いが始まりました。
普段は温厚なフランケンシュタインがバラゴンと戦う理由とは、秀子が襲われそうになったためです。とにかく心優しいんですよ…。姿は確かに異形で不気味ではありますが、とっても純粋な心を持っています。
対してバラゴンは肉食でとにかく獰猛。口から赤い熱戦まで出して攻撃して来ます。光線技なんて持っていないフランケンシュタインは、ひたすら肉弾戦による攻撃。引き抜いた大木をバラゴンの口に突っ込むシーンは、「キング・コング」でのコングとティラノサウルスの戦いのオマージュですねぇ…。円谷英二特技監督の遊び心がうかがえました。
フランケンシュタインとバラゴンの身長はゴジラの半分である25メートルに設定され、精巧なミニチュアがリアリティーを醸し出していました。全てが本物っぽく見えるので、より現実味を帯びた恐怖に包み込まれました。

両者の対決の先に待ち受ける結末はとても悲壮…。特撮映画屈指の名シーンだなと思いました。あまりにも悲しい…。ニック・アダムスの最後のセリフが全てを物語っているようでした。
その結末には日本版と海外版の2種類が存在しています。本作を初めて観たのは深夜放送されていたのを録画したものでしたが、その際は海外版の仕様になっていました。後にDVDを購入して日本版を観ました。DVDには両方収録されているのでお得感がありました。
海外版ではフランケンシュタインとバラゴンの死闘の後、唐突に大ダコが登場します。アメリカ人は本当に大ダコが好きですねぇ…。

元々日本にフランケンシュタインの心臓が運ばれたのは、不死身の兵士をつくる研究を行うためでした。…もはやどちらが怪物なのでしょう? 何とおぞましい研究でしょうか?
科学の功罪により誕生したフランケンシュタインですが、異形であるが故に世間から排斥され(今回の場合“巨大化する”という要素が加わっているので下手するとテーマがブレそうになりますが)、悲劇的な末路を辿って行きました。人間社会が生み出してしまった“負の遺産”の象徴とも言えそうなフランケンシュタインと、慈愛の精神で全てを受け入れようとする秀子の関わりを通して、人間とは何かという問題にまで踏み込んで考えを巡らすことのできる作品ではないでしょうか?
本作は、原典であるメアリー・シェリーの「フランケンシュタイン」が内包するテーマを紐解きながらストーリーの中に落とし込み、見事な特撮エンターテインメントに仕上げた普遍不朽の名作だと改めて思いました。

※追記(2019/1/5)
本作には劇場公開版と海外版の2種類があると書きましたが、コメント欄にてご指摘を受け調べてみると、さらにもうひとつ別のバージョンがあり、それぞれのラストが“〇〇版”というように明確には区別できないことが分かりました。
DVDには上記のように2種類のバージョンしか収録されておりませんが、過去のリバイバル上映会では3つ目のバージョンが上映されていたそうです。ということはプリントが残っている可能性があり、是非ともDVDに入れて欲しかったです…。
バージョン違いのラストシーンについては前から特撮ファンの間で議論の的になっており、一体何が真相なのか、何故資料があまり無いのか、興味は尽きません…。

※追記(2019/1/31):DVDで「劇場公開版」とされているバージョンを鑑賞。
異形の者が辿る末路は、いつ観ても悲劇的で目を背けたくなります。生み出したのは人間ですが、それを追い詰めるのもまた人間…。何て業の深い生き物なのかとつくづく思わされました。

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