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フェリーニのアマルコルド プロット イタリア・フランス合作 07月31日 2020 台灣上映
フェリーニの都 プロット イタリア 04月05日 1982 台灣上映
ローマの女 プロット イタリア 11月01日 1955 台灣上映
ローマの哀愁 プロット アメリカ 07月07日 1962 台灣上映
ローマの休日 プロット アメリカ 08月07日 2020 台灣上映
フェリーニの道化師 プロット イタリア 12月04日 1976 台灣上映
フェリーニのローマ評論(4)
内容は;
1930年代から70年代のローマの街の風景や群像劇を描くことで、その荒廃ぶりを描いている。
本作は、ドキュメンタリーとフィクションの中間にあるような作品でしょうか。フィクションと呼ぶには筋書きがなく、さらにドキュメンタリーと呼ぶには設定が架空過ぎる。巨匠だからこそ作れるようなつかみ所のない(それでいて高尚な)作品です。
フェリーニと言えば、やはり独特の映像感覚。個人的にはまさしく天使が宿っているような映像美。物語はどん底なのになぜか気持ちが落ちないあの映像美。
本作の最初の一時間はその映像美が素晴らしく、内容が今ひとつ掴めなくてもついて行けましたし、心は恍惚としました。それでも、それまで見てきたフェリーニ作品とは何かが違う。神聖なるものが荒廃しているのです。
それに気づいたのは後の一時間。フェリーニ作品ではお馴染みの動物や子供などがまったく出てこなくなります(そして、これが故意であることは観終わってから分りました)。
後半は宗教的なカルト色がかなり強く、正直しんどくなりました。本作はローマという街に対する教養が必要とされる作品だと思いました。
イタリアの国宝・フェリーニ監督は、ローマの偉大なる文化が風化しようとしている様を描こうとしていたのだと思いますが、ほんと、後半はまったくついていけなかったです。
でも、やはりあの映像はすごい。
ストーリーもあるような、無いような。ドキュメンタリーというよりも映像コラージュといった感じ。不思議感覚いっぱい。フェリーニは声だけ登場してるようですけど、孫(?)も出てた?
全体として昔のローマへの郷愁があるのはわかるが、沢山の登場人物がわちゃわちゃする映画は自分はあんまり好きではない
そもそもフェリーニがどう感じたかは彼の自由、評価できないので単に好みでの星数です、イタリアには世界に誇るべき美しいものやおいしいものが溢れているのでそちらも期待したのだが観光PR映画もどきにしたくなかったのでしょう。