日本占領下の中国の村で対峙する村人と日本兵の交流と確執を狂騒的に描く衝撃作。監督・製作・脚本・主演は「太陽の少年」のチアン・ウェン。俳優としては「芙蓉鎮」「紅いコーリャン」でよく知られている。原作はユウ・フェンウェイの短編小説『生存』で、脚本には彼も参加。撮影は「さらば、わが愛/覇王別姫」のクー・チャンウエイ。音楽は有名ロック・ミュージシャンのツイ・チエンほか。共演は「独立少年合唱団」の香川照之、今回が初の大役出演となるチアン・ホンポーやユエン・ティン、「上海ルージュ」のチェン・シュ、「南京1937」のツォン・チーチュン、「カラー・オブ・ペイン
野狼」の澤田謙也、「天国の大罪」の宮路佳具ほか。2000年カンヌ国際映画祭グランプリ受賞。
鬼が来た!評論(7)
序盤のドタバタから、いい雰囲気になっていく中盤へと、こういう交流もあったのでは…などと思いきや。まさかこんな狂気が待っているとはね。でもその狂気の演出のほうが、実はリアルだったりして。
真っ赤なエンドロールを観ながらしばし呆然、です。
中国映画です。
戦時中の映画で、中国共産党(国民党、と表示されています)を批判している映画と解釈され、
中国では上映禁止になっているとか。
反共映画というやつかな?
初めは反日映画かと思ったのですが、全然そんなことありませんでした。
日本人の特徴とか悪いところとか美点とか、すごく忠実に表している。
中国人のコミカルさとか狡猾さとかも。
何か、何も隠さないでちゃんとだらっ、と(だらっ、とがポイント)出している。
偏見まみれで日本を描く外国映画に見習って欲しいものです。
問題提起の映画なのですが、もう鋭さがひど過ぎる。
鋭すぎる。
痛い。
これは「映画だから」と割り切って観ることが出来る人だって多分、知らずに飲み込まれてしまう。
そんな変な空気を持っている。
色々考えさせられた。
日本人、謝るな。謝りすぎ。
上官に対して礼儀があるのはいいけど、あれは慇懃無礼。
上官、部下に対して、ちゃんと言うこと聞いてるのにしばきすぎ。
暴力しすぎ。相手謝ってるじゃんもう。イラッ
アリは殺せずとも、恩人は殺せるか。
日本人とは「上」が全てなんだねぇ
これは映画っていうより、映画の上の芸術を、、芸術単語を作るとしたら「それ」だと思う。
映画を超えてる。
でもインパクトやショックがでかすぎて、R30向けかもしれない。
2017年、最も影響を受けた映画はこれ。
ゴッドファーザーシリーズと僅差でした。