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ブコウスキー:オールドパンク評論(3)
そんな敬愛してやまないチャールズ・ブコウスキーのドキュメンタリー。いやいや本当に愛すべき男ですわブコウスキーのおっさんは。泥臭くて無骨で創造的で最高にイカしたおっさん。ブコウスキーの詩は堪らんね。心から好きだな。もうブコウスキーが喋ってるところを見れるってだけで最高のドキュメンタリー作品ですよ。
観終わって早速ブコウスキーの作品を読み返したい気分。安い赤ワインをグラスなんかには入れず、ボトルのままラッパ飲みでもしながらね笑 バンフから帰国する際にスーツケースに入りきらなくてブコウスキーの本は住んでた部屋に殆ど置いて来たけど、その後に入った人に読んでもらえてると最高だな。
十ん年もどうしようもない環境の郵便局に勤め続けながら、女にハマり女と争い独りになり飲み、書く。斜めや裏やらヒネた角度から世間を眺めて悪態をつき、時には自分の弱さ脆さも素直にさらけ出す。
とにかく書いて書いて書いて書いてしまいには狂信的ファンすら出るほど愛されたから終わりはよかったんだが、ブコウスキーを形成するための要素として、クソみたいな父親も必要不可欠だったなと思うと、皮肉なもんです。
彼を愛した人間はごまんといたけど、最期をみとった妻との絆の深さは他と比べ物にならない。彼女の愛情に満ち満ちたブコウスキートークが一番の見所。DVDなら特典映像のカットされたシーンまで観るべし。
意外と女々しくて嫉妬深い様子や涙脆かったり、奥さんに対する喧嘩のシーンや"カップケーキ"を一途に待つ姿に可愛さも。
ハリー・ディーン・スタントン、トム・ウェイツ、ショーン・ペンとブコウスキーの関係性、彼に携わった人々のインタビュー、特に関わった女性陣が語るブコウスキーの話は興味深い。
ブコウスキーの魅力溢れる素の姿が堪能出来る、一人の人間としても素晴らしくて格好良い。