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グロテスク評論(7)
「グロテスク」見ました。ciatrという映画情報サイトの残虐特集で発見。なんとなく監督が「ノロイ」を手がけた人だからと鑑賞。
これは、非常に気分が悪いです。ストーリーも浅いし、目新しさも皆無。ただし、ゴア描写は邦画トップクラスに頑張ってると思う(グロ系はあまり見てませんが)。ここまで趣味の悪い映画を見て思ったのは、白石監督が世界に向けて「おとなしくて礼儀正しいだけが日本人じゃねぇぞ!」というメッセージを発信したかったんだという事。そのメッセージはちゃんと世界にも日本にも発信できたと思いますよ。グロ&理不尽描写に相当力を入れたと思うけど、ストーリーにもそれくらい力を入れてオリジナリティを打ち出せていれば、傑作認定されていたと感じます。
ただし、ホステルやテキサスチェーンソーを真似てる部分が多い。あと、あんだけ血を流した挙句、ソーセージを切り落とされたらどう処置を施しても数時間で死ぬと思います。ソーセージを切るってのはそんな簡単ではない、とジェフリーダーマーから僕は学んでるのです。
てかラストは助かると見せかけて助からなそうだね、の方が好き。ムカデ人間1やソウ1みたいな。
しかし白石監督の頑張りは、十分星4つだと思います!ユーチューブで観れる手頃さも評価!
もっと観る方に想像力をかきたたせてくれるような感じが欲しいです。
最後コメディだし。
なんて言っちゃってますが、、こういう邦画が出てきてくれるのは嬉しい。
確かにグロいよ。でもさぁ、これホステルかテキサス・チェーンソーのモロパクじゃん。
しかも本作、拉致監禁に至る理由がほとんど描かれていない。気がついたらすでに監禁されてて、後は延々拷問みたいな流れ。これじゃ気持ち悪いだけだよね。
個人的にグロい映画や壊れた映画大好きだけど、そういうホラーファンの目線から見てもイマイチな作品。