オン・ザ・ロード(1982)
プロット
日本
04月17日 1982 台灣上映
ジェジュン オン・ザ・ロード
プロット
韓国
07月02日 2021 台灣上映
ロード・オブ・ザ・リング
プロット
アメリカ
09月16日 2022 台灣上映
ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還
プロット
アメリカ
02月14日 2004 台灣上映
ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔
プロット
アメリカ
02月22日 2003 台灣上映
ナンミン・ロード
プロット
日本
06月13日 1992 台灣上映
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ザ・ロード評論(19)
なぜ世界が滅んだか、その後どうなったかは描かれていない
滅んだ世界で生き残った親子が安住の地を求めて旅する映画
親子の絆に涙したいがそういうのは割とサラッとしてて荒廃した世界のリアリティの表現に力を入れ過ぎてか果てしなく暗いのでだんだん滅入ってくる
某世紀末世界を気高く生きるのは難しいなって思いました。
全体的に暗く、環境が破壊され、食料がない荒野の世界観はありがち。いまいち。
ある日突然、地球になんらかの大変動が起き、大部分の人類が失われね地球上の文明のすべてがなくなってしまう。その中で、都会から離れた地に暮らしていた夫婦が、世界から取り残されるように生き残る。そんな絶望の時代に、男の子が生まれる。物語は、妻が死を選んだあと暖かさを求めて親子が旅立ったところから始まる。
絶望の世界しか知らない息子と明日の希望を息子に託す父親との会話には、現状の恐怖感と、まだ温かい人の温もりがあった昔話しかない。その中で、父親は息子に「善き人になれ」としきりに諭す。人肉を食うしか生きられない餓鬼のような者たちや、人心を信じられない現状の中で、その不毛とも思える親子の会話は、映画の中で詩を朗読するかのように館内に響き渡る。
そのせいなのか、親子の会話は映画を見ている者の心に、物語が進むにつれてジワリと染みわたる。
この映画の原作は、「ノー・カントリー」を書いたコーミック・マッカーシーで、昨年発売されたときに、書評家たちの絶賛を浴びていたこともあって、映画化されたことは前から気になっていた。その漠然とした期待感は全て満たされ、観終わったあとには、何か大事なものを見出したような、いい気分が味わえるのがこの作品の良さだと思う。それはこの作品が、人間はどのように生きるべきかを考え、絶望から何を見つけるのかを指し示してくれているからだ。内容が暗いので、本来は落ち込んだときには勧めないものかもしれないが、私はあえて、落ち込んだときにこの作品を見てみるべきだと思う。現代人の絶望感を集約し、先が見えない現代に生きる者だからこそ、この作品は見る価値があるのだ。
ちなみに、私は教育についても考えさせられた。「善き人」へと向かいたいのに、人を見抜く目が失われている父親から「善き人」が見られない。子どもを教える側と教えられる側の隔たりをどのように埋められるのか、は文明のあるなしにかかわらず、人を善い方向に導く重要な問題であることを、この作品からあらためて感じた。
ラストは、観る人によってさまざまな見方はあるかと思うが、私は息子の存在が新しい世界のエホバやキリストになるように感じた。新しい人類創世の旅が、ラストシーンから始まるような気がする、深い内容のこの作品は、公開館は少ないようだが、見逃せないものだと思う。
始めは暗くて、ひもじくてという感じでストーリーに集中できませんでしたが、そんな世の中でも優しい気持ちをきちんと育てていけた親子に万歳です。
時折みられる息子ちゃんの笑顔に、こんな時でも微笑むことができる人間ってすごい生き物だよなーと思わせてくれました。辛さに満ち溢れた絶望の世界を描いていたからこそ、最後に温かな灯をみることができました。私がこの世界の住人ならこんなに人らしく生きられるかしら(^-^;