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沈黙のレジスタンス ユダヤ孤児を救った芸術家評論(20)
フランスの近代パントマイム・アーティストの第一人者で、「パントマイムの神様」として世界的に有名なマルセル・マルソーの若き日の姿を描いた実話もの。
マルソーは第二次世界大戦中、レジスタンスの一員として、自由フランスに参加。
母国語(フランス語)以外にも、ドイツ語、英語に堪能なマルソーは、連合国軍に合流後、米軍のジョージ・パットンの渉外係として働いたことは有名だが、本作はレジスタンス時代のユダヤ人孤児たちの救出活動にスポットを当てていた。
冒頭、ユダヤ人の子ども・エルスベートがナチに両親を殺されたあと、時代が飛び、連合国が占領したベルリンでパットン将軍がマルソーを紹介するシーンでタイトルに、という流れで鳥肌が立ち、名作の予感がしたが、それが的中。
おすすめいたします。
欲を言えば、不安で騒ぐ子どもたちの気を惹くため以外に、あまりパントマイムが生かされてなかったので、その点を掘り下げて欲しかったが、過度に演出するのも意図と違うので、これでいいのかもしれません。
汽車の客車でのナチ高官との会話の攻防は必見!
(しかし、フランスやドイツの歴史を知っているか、戦争映画に慣れているかしないと、何の説明もないからパットン将軍だとわからないよなー)
で、思ったことは、あまりパントマイムは関係無いのね。途中の姉妹の拷問シーンはかなりのショッキング。後半40分の逃亡劇は中盤までと違って多少だがエンタメ性あり。で、中盤までは少しまったりした展開。
というような感じでした。
こういう作品を見ると現代に生まれてよかった。(最近のアフガニスタン情勢などもあり)日本に生まれて良かったと思うわな。
思った以上にナチス高官の銃殺や拷問の悲惨なシーンも多く、パントマイムのマルセル・マルソーが主役とはいえかなり重いストーリーでした。
芸術家として子供たちと接する楽しさと苦悩。
戦時下でレジスタンスに参加して復讐以外に自分たちのやれることを恋人に相談するシーンで、多くの子供たちをナチスから救い将来家族を持たせる事が目先の復讐よりこれから大切な事、というセリフは心を打ちます。
「アウシュビッツレポート」と「ホロコーストの罪人」そして今回の作品を見ると改めて今の時代ホロコーストの理不尽な歴史を忘れてはいけないという気持ちと今の時代に生まれて来て幸運と感じました。自分の環境に不満を持つ人はぜひご覧ください。
このあと、「ホロコーストの罪人」もみましたが(at. シネリーブル梅田)、個人的な考え方などはまとめてそちらにします(内容趣旨が重複するので)。
こちらも実話をベースにしたお話。ストーリー的には、「アーニャは、きっと来る」に似たところはありますが、こちらが実話ベースである点が違います。
また、「アーニャは~」は、現在ではVODシステム等でも観られますので(確認済み)、参考までに予習がてらに見ると、だいぶ理解度が違うのではないか…と思います。
また、フランスのマルセル・マルソーが得意としていたのは「パントマイム」。日本語では「無言劇」と訳されるようです。つまり、言葉をつかわずに体の表現だけでものごとを表現する芸術の類型なのですね。
※ なにを勘違いしたのか、アコーディオンとパントマイムがごっちゃになってて「いつになったら楽器弾くんだろう…」と思っていたのは私…(ダメダメ過ぎる…)。
(何と勘違いしたのだろう…?似たような作品ありましたっけ…?)
映画自体、少しずつ侵略されるフランスが舞台になりますので、当時のフランスの状況を知っていないとわかりにくいところが少しあります(映画内でも説明はあるが、最低限しかない)。前日に少し予習しておくだけでも全然違うのではないか…と思います。
実話ものベースであり、実際にナチスの一連の政策で標的にされたのはユダヤ人がもっとも多くあげられますが、ほか、映画内で記述があるように、宗教論者、障がい者(身体・知的・精神)、共産主義者、ジプシーなども迫害対象に入っています(これらを扱った映画もありますね)。高校世界史まで含めてもそこまで扱わず(主にユダヤ人が迫害されたことしか扱わない)、実は「他にも多くの被害者がいたこと」、また、そもそも「ナチスの迫害政策に関与したのはナチスドイツだけでもない」(この点は、次の「ホロコーストの罪人」にて)点など、ちゃんと抑えなければならない点はあり、日本はそこがどうにもなぁ…というところです(まぁ、ここで指導要領批判したって仕方ないですが…)。
本映画と「ホロコーストの罪人」(まだ、「アウシュビッツ・レポート」はやっている映画館はあるかな…)は、「2(3)点セット」的な点はどうしても否めず、確かに「重い話題」である点は事実ですが、過去の歴史を否定することはできません。過去の歴史から何を学ぶか、同じことを繰り返さないために、個人が何ができるのか(例えば、正しい知識の習得に努める等)、色々考えさせられる点は多いです。
全体として「ホロコーストの罪人」と評価が重複する点が多く、同じことを何度も書いても仕方がないので、そちらでまた書きます。
特にマイナスと思える点はないので、フルスコア採点にしています。
パントマイマーとして有名なフランスのマルセル・マルソーがまだ無名の頃の話。ずっと舞台に関わってる私はマルセルの名前は勿論知ってたけど生きてた時代やこのエピソードは多くの人と同じように知らなかった。ドイツに占領されつつある国境沿いに住んでいたマルセルの家族。ひょんなことからナチスに親を殺された孤児たちの面倒を見ることになった芸術家の卵マルセル。ナチスの占領下にあるフランスでレジスタンスに参加し、ユダヤ人の子供たちを国外に逃す実話を基にした作品。今夏はナチスを題材にした作品が多く、切り口は色々でもやはりユダヤ人に対する蛮行のシーンは必ずあり、この作品も例外ではないので劇場鑑賞にはある程度覚悟が必要。でも!すっっごくよかった…😭
親を失った子供たちをパントマイムで笑顔にするシーンは芸術が戦時下で人の心を癒すというこの題材ならでは。
でも意外とパントマイムのシーンは少なく、後半はナチスから流れるサスペンス色の強いテイストになっててかなら緊迫感があり、主人公や子供たちは助かるんだろうなとわかっていても手に汗握るスリリングな展開です。
アルプスを越えるというとサウンドオブミュージックが思い浮かびますが、あれは実際に山越えしてないのはわりと有名ですね(笑)
本作はリアルにフレンチアルプスからスイスへ逃げる実話をもとにしたシーンが終盤で、ラストは達成感があります。
ただ、フランスとドイツの政治的関係等は最低限の説明しかないのでわかりづらくて帰り道ウィキで調べました💦
そして、この一年多くのアーティストが突きつけられた「芸術は不要不急論」を彷彿とさせるマルセルの俳優への道に反対する父親との印象的な会話があります。体が求める、トイレに行くのと同じだと。
マルセルのパフォーマンスと子供たちの歌声で、劇場にいた人たちは何を感じたでしょう…肉屋を営む父が仕事を失ったからこそ舞台で歌を披露し、戦争が終わったら舞台に一緒に立とうという願いは…😭
昨年見たジョジョラビットとはまた違う切り口でカタルシスが得られます。マルセルがユダヤ人の子達を救った事で、その子達が家庭を持ち命を繋いだということも勿論ですが、ユダヤ人が芸術や科学で優秀な人が多いのもよく知られてることでその点でも意義深いと個人的には思います。
そしてヨーロッパ好きとしては、アルプスの山やストラスブールの美しい街並みも素敵でした!あー、いつ海外旅行に行けるのかしら…