2011年に設立され、13年に劇場公開された短編「陽なたのアオシグレ」やマルコメのカップみそ汁のCMアニメーションなどで注目される新進気鋭の制作会社スタジオコロリドによるオリジナルの劇場アニメーション。とある離島の中学校を舞台に、少年同士の友情を描いた青春劇。文化祭前日、島に観測史上最大の台風が接近するなか、幼い頃から続けていた野球を辞めたことがきっかけで親友の西条とケンカした東は、突然現れた赤い目をした少女ノルダと出会う。監督は、スタジオジブリでアニメーターとして活躍し、「陽なたのアオシグレ」ではキャラクターデザインや作画監督も務めた新井陽次郎。
台風のノルダ評論(19)
東シュウイチ:野村周平、西条ケンタ:金子大地、ノルダ:清原果耶
45分で仕上げるには謎が多すぎる。少女、ノルダの目的もよくわからず、親友2人の少年達の関係も中途半端。ファンタジー、っていうくくりと言われたらこれでいいのかな〜。
製作の過程は全く知らないが、ひとつの作品として見るには説明不足。
想像しろというレベルではなく、やはりもっと説明しろって感じ。
主役2人にとっての野球はどれだけかけがえのないものなのか?
台風少女はどういった背景で災害マンに選ばれたのか?駄目だったら「じゃーねー」でいいのかよ...
最後に字幕で
そしてこの夏、二人の高校球児が甲子園に嵐を巻き起こす...!
とか出たら熱かったのに。
30分の長さなので事件以外を描けなくて物語が浅くなってしまうのは仕方ない。だけど、肝心な事件の決着のさせかたが悪い。
声の演技も浮いている
使命を課せられてた少女をその使命から解放したとして、その場は良いかもしれないが、使命を果たせなかった少女はその後、使命を課した相手からどういう罰を受けるのだろうか。担っていた使命がデカいほど辛い試練が待っていそう。
彼女のその後を考えると「あぁ良かったね」と笑って済ませられる状況じゃないよね。
脚本家に「そこんとこどうなの?」と聞いてみたくて仕方ありません