「運命の逆転」などで知られるバーベット・シュローダー監督の長編デビュー作で、地中海の楽園イビサ島を舞台に、麻薬中毒者たちの末路を破滅的に描いた青春ドラマ。自分探しの旅に出たドイツ人青年ステファンは、ヒッチハイクでパリにやって来る。ある夜、彼はパーティで見かけた魅力的なアメリカ人女性エステルに一目ぼれし、彼女を追ってイビサ島を訪れる。眩しい陽光と青い海に囲まれた大自然の中で愛し合い、自由で幸せな日々を過ごすステファンとエステルだったが、エステルが隠し持っていたヘロインが2人の運命を大きく変えていく。アメリカ出身の女優ミムジー・ファーマーがバイセクシュアルの麻薬中毒者を大胆かつ鮮烈に演じて一躍時の人に。ピンク・フロイドが初めて映画音楽を手がけたことでも話題を呼んだ。2021年11月、新宿シネマカリテほかにてリバイバル公開。
MORE モア評論(2)
彼らの音楽はほんの少し、ごくわずか
しかも短い
彼らのクレジットで箔をつけているだけだ
ピンクフロイド自体この映画を観て参画すらしてないのは明らかだ
本作を観て欲求不満になったなら
ECHOES全編をあの波の内側からの映像に被せるクリスタルボイジャーを観て口直しした方が良いだろう
映画の内容は果てしなくつまらない
1969年のヨーロッパにおけるヒッピーの有り様と共に、麻薬体験の紹介でしかない
ただ当時、パリでのヒッピー達の実相、特にヨーロッパのヒッピーの聖地とされたイビサ島の様子を映像に捉えている
そのことだけが本作の意義でしかない