搜索アンリ・カルティエ=ブレッソン的結果,共37筆,(花費0.001098秒).

用戶 Tstmamocronやさしい女 的評價.

2 years ago
「スリ」「白夜」と同じくドストエフスキー原作のブレッソン映画だが、主演のミステリアスで魅惑の美女ドミニク・サンダの存在感が圧倒的。回想による夫婦の過去がカットバックで描かれているのと、心理状態のナレーションが説明的ではないブレッソンの演出が、深遠なる映画文体の簡潔さと探求を併せ持つ。映像に吸い込まれるような感覚を得るブレッソンの孤高の世界。ラスト、サンダの顔...

用戶 Gpixmnohkss巴里のアメリカ人 的評價.

2 years ago
アンリの友達がピアニストである留学生アダム(レバント)。ジャズは嫌いだと言うアンリだけど、歌っている曲はJAZZっぽい。 モンマルトルの角で絵を点Jしていたジェリーは絵の才能に目をつけた金持ち婦人のマイロに誘われる。そこでリズに一目ぼれ、果敢にアタック、次の日も勤め先に電話してようやくディナーの約束をする。 子供たちと英語を教えながら踊るタップダンス、ア...

用戶 mlvtdss白夜(1971) 的評價.

3 years ago
ブレッソン監督のドストエフスキー原作のラブロマンス。卓越した映像美が凄い。夜の水辺の街、水面に写るネオン、女性の美しい姿。決して積極的ではなく禁欲的でストイックな映像美。足音など音の使い方も相変わらず緻密。正に職人芸。これぞ至極というような感じ。溝口作品やタルコフスキー作品に匹敵するような最高級の芸術的映像美を堪能した。余計な物が極限まで削ぎ落されていて魅力...

用戶 Glhnodrauuある子供 的評價.

3 years ago
これは、どういう映画なんでしょうか? 確かに登場人物たちの生き方と、そのどうにもしようのなさは伝わってくるんですけど、でも、そこにあんまり説得力を感じなかったんですよね。 私、ブレッソンは苦手な方でして、なんか同じようなものをこの作品には感じたんですけど、でもやっぱりブレッソンの方がよっぽど説得力があったように感じるんですよね。 うーん、ダルデンヌ兄弟は、私...
3 years ago
淡々とした作風だが、終始纏わりついているかの様な緊迫感。夜が深まる漆黒の闇夜に身を潜め、音を立てずに息を殺している時の緊張感。それと同時に、深い夜の静けさはなんとも言えない贅沢さと極上さを奏でている。「ラルジャン」同様に空気感が至極。ブレッソン作品を鑑賞したのはこれで2作目だが、この2作を通してブレッソン監督が空気作りの魔術師だということが分かった。

用戶 Ncoeslolty紳士は金髪がお好き 的評價.

2 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む 女性の友達はダイヤモンド おっしゃる通りです。笑 ティファニー、カルティエ、ハーリーウィンストン やっぱりお金かなぁ 美人とお金は一緒だものね!笑 とまぁミュージカルとしてはロシュフォールを 越えずとも纏まりのある出来になってます。 気軽に鑑賞できるのも女性向けで良いかも♪

用戶 Edomcnrossmやさしい女 的評價.

2 years ago
ブレッソン。パリのネオンを捉えたタイトルバック。街の交通、アパルトマンの扉、窓、金の天秤、質屋、解剖学、動物園、映画館、ハムレット、そしてドミニクサンダが着続けるカーキのロングコート。何だかラルジャンの厳格なフレーミングに対して緩い感じ。あんまりラルジャン覚えてないのだけれども
3 years ago
正に生き地獄...。人間の愚かさが徹底的に表現されている。唯一の救いはロバのバルタザールの無垢さ。その純粋な瞳が愛らしくて堪らない。しかしそのバルタザールが行く先々で人間に虐待され、人間の欲望の為に利用され、こき使われる...。ガチ気味に動物が虐待されている姿は画面越しに見ても胸糞が悪くなる。人間の愚かさを演出しているとは言え、流石にかなりムカムカした。弱い...

用戶 Edhsisamonehnアニエスの浜辺 的評價.

3 years ago
「誰の心にも心象風景があると思う。私の場合は浜辺。」 「家族は心で繋がった小島のようなもの」 「映画は家。私は住人。」 映像で自分の来し方を振り返った作品。59歳で逝ったドゥミ監督との最期の日々のエピソードは知らなかったし、さすがに豊富な経験をされていて有名人も出てくるし、歴史的なムーブメントもいくつも出てきて、興味深かった。 最後にこの映画の制作時点の話に...

用戶 eahtlzd少女ムシェット 的評價.

3 years ago
少女ムシェットの悲劇的な人生。狩人達が獲物を追い詰めるかの如く、大人達の無神経な行動が少女を追い詰めていく。少女の繊細な心に襲いかかる大人達の無神経さ。遊園地のバンパーカーのシーンは唯一の楽しいシーンだが、その安らぎも束の間。ロベール・ブレッソン監督は確実に厭世主義者。身勝手で無慈悲な世の中の罪悪を炙り出していく。厳しい内容だが芸術的で真理をつく素晴らしい作...
3 years ago
視覚表現の精度に挑んだ洗練さと密度に感銘を受ける。凝視された情報のみのカットとモンタージュ。主人公が刑務所に連行される導入部が素晴らしい。必要最低限の描写で主人公と状況を説明し、緊張感をもって物語に引き込んでいく。また、屋外に行くカットを何度も繰り返し、獄中での変化と時間の流れを表現する無駄の無さ。ストーリーは、脱獄の為の道具作りと脱獄方法を克明にひとつひと...

用戶 Lsdinigaet巴里のアメリカ人 的評價.

2 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む 【登場人物】 ジェリー(ジーン・ケリー): アメコミ顔。アメリカ人。タップダンスが神レベル。でも画家志望。パトロン相手でも全く気を遣わない。行き過ぎた天真爛漫。キレやすい。 アンリ(ジョルジュ・ゲタリ): アメコミ顔。フランス人。売れてる歌手。戦時中に孤児のリズを匿ったことから恋仲に発展。行き過ぎた天真爛漫。 リズ(レスリ...
3 years ago
先ず第一にカメラワークの素晴らしさ。アンリ・ドカエは流石に凄い。特に屋外シーン(夜、街角の何気ない描写等々)では、その夜の気配や緑の匂いなどが、まるで手を伸ばせばそこに掴めるように感じられる。全くスゴイ感触(他に言いようがない)である。気球を飛ばすシーンの美しさも特筆もの。マルテ・ケラーは写真で見るより動いている方が遥かに魅力がある。アニー・デュプレーも、七...

用戶 wjxirww巴里のアメリカ人 的評價.

2 years ago
ジーンケリーなので唄もダンスも抜群。絵を描くシーンが無いのだが、パリで画家として生計を立てようとしているアメリカ人。 子供たちにも歌ウマ兄さんとして知られタップを披露したりしてる、絵を描こうよ。 モンマルトルの路上で絵を売っていると、金持ちの婦人ミロの目に留まる。若い芸術家を援助するのが趣味でスポンサーをになるという。 ジェリーは酒場で見かけたリズに恋して...

用戶 ObrwordgooEO イーオー 的評價.

1 year ago
タイトルにもなっている主人公のロバの名前「イーオー」(ポーランド語の原題はIO)は、ロバの鳴き声に由来する。ちなみに「くまのプーさん」に登場するロバのぬいぐるみのキャラクター「イーヨー」も、英国でのロバの鳴き声の表記\"eeyore\"にちなんだもの。偶然の一致かもしれないし、イエジー・スコリモフスキ監督がイーヨーを意識したのかも。 もっとも、スコリモフス...

用戶 Pmiossnhxgk13 ザメッティ 的評價.

3 years ago
一夜にして大金を得る為に、自分の命を賭ける13人の男たちを、陰影のあるモノクロ映像で描いた本作だが、同じフランス映画であるアンリ=ジョルジュ・クルゾー監督の傑作の誉れ高い『恐怖の報酬』の事をふと思い出した。 『恐怖の報酬』も大金に目が眩んだ男たちが、トラックで爆発物のニトロを運搬する緊張感が、手に汗を握るほどに真に迫って来た。いかにもフランス映画らしい言いよ...

用戶 AehputeftrllEO イーオー 的評價.

1 year ago
ともかく撮影技術の面では現在の世界最高峰に連なる作品。目を引かれるのは周到に組み立てられた照明だけど、本当に斬新なのはサウンドデザイン。水滴が落ちる、木々の間を風が吹き抜ける、車のタイヤのきしみ、どれもきちんと考えられ練り上げられたサウンド。 そして物語は、映画史的伝統にしっかりと根ざしていて、複雑な記号の網の目が豊かな読みを可能にしている。文学や哲学の研...

用戶 Mhsnikoxpgsやさしい女 的評價.

2 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む ブレッソン監督作品は、映画を観はじめた中学の頃に『白夜』を、その後『抵抗』を観たきり。 『白夜』が理解できなかったトラウマというかなんというか、そんなものがあって、永年その他の作品を観るのを無意識に避けてきた感じ。 今回、改めてブレッソン作品に挑戦してみて・・・ うーむ、素直に、おぉすごい、素晴らしい、といえないところ...
3 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む ■今作品でのナチス・ドイツ軍は、”残虐な人間性の欠片もない輩達”としては、描かれない。 その代表は、ホフマン伍長(トーマス・クレッチマン:「タクシー運転手・・」で、光州に乗り込んだ記者役が記憶に新しい、ドイツの名優である。)であることは、観れば分かる。 フランス人の村人達への態度もキチンとしており、ベルリンで電話交換手であ...
3 years ago
脱走劇といえばマックイーンの「大脱走」が燦然と輝く中、ブレッソンの本作はというと、牢獄に入れられた一人の抵抗者が、わずかな手段を頼りに脱獄計画を進める小さな物語。にもかかわらず、小さな中に映画の教科書ともいうべき濃密さが詰まっている。着流しの白シャツに付着した血のりや、汚れの黒ずみは時間の経過を伝えるリアルな視覚情報となり、また、毎朝一度だけ交わされる囚人仲...