シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」を下敷きにした大ヒットブロードウェイ・ミュージカルを、巨匠ロバート・ワイズとミュージカル版を手掛けた演出家のジェローム・ロビンスが共同で映画化。ニューヨーク・マンハッタンのスラム街を舞台にイタリア系のジェット団とプエルトリコ系のシャーク団の抗争と悲劇を描く。主演はナタリー・ウッド。61年度のアカデミー賞では作品賞、監督賞を含む10部門で受賞した。日本では1961年に初公開された後も幾度かリバイバル公開されており、2002年12月にはニュープリント・デジタルリマスターバージョンでリバイバル公開されている。
ウエスト・サイド物語評論(20)
劇場でも観た覚えがある屈指の素晴らしいミュージカルウエストサイドストーリー。見事なダンスとともに挿入歌のマリア、そしてトゥナイトは特に気持ちがこもっていて記憶に残る名曲だ。
2.この映画で印象深いのは、
1番=集団で歩きながら指を鳴らす場面
2番=歌と踊り:ミュージカル+ダンスの場面 → 何回も出て来る
3.この映画の中の非行少年少女は、基本的にまじめな若者
①親の言う事を聞く
②服装・髪形・言葉使いがまとも
③ケンカと言っても、最後の決闘(ナイフを使用)を除けば
基本素手で、小学生のケンカ程度
余裕があって、プロレスのヤラセか、歌舞伎みたいな感じ
4.性欲・物欲・破壊欲・飲酒・薬物・傷害・窃盗・凶器等が殆どない
→ 行動に理性があり、横にいても、怖い感じがしない若者
5.若者の歌+踊り(ミュージカル+ダンス)は、
溌溂としていて、元気がもらえる → スポーツ観戦と似てる
手・足・ステップ・ジャンプ・捻り等、観ていて惚れ惚れする
6.もちろん、顔や体形が素晴らしいのは、言うまでもない
7.トニーが撃たれて死んだ後の、
マリア(ナタリー・ウッド)の言葉に泣けた
この映画は、「歌と踊りが素晴らしい映画」だった
それ以来、ビデオはもちろん、劇場でリバイバルがあれば行ける距離であれば行きましたし、ミュージカルも観劇しました(いかんせん、映画のインパクトが強く、ミュージカルでは感情移入しきれませんが。。。)
主役カップルとストーリーは好みではない。
ても50年前に観たらインパクト大でしょうね。