ヤマトよ永遠に
プロット
日本
08月02日 1980 台灣上映
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プロット
イギリス
02月24日 1973 台灣上映
007/ダイヤモンドは永遠に
プロット
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12月18日 1971 台灣上映
君は永遠にそいつらより若い
プロット
日本
09月17日 2021 台灣上映
永遠の人
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日本
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永遠の緑
プロット
イギリス
01月01日 1900 台灣上映
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パリよ、永遠に評論(20)
結局、ドイツの実直な将軍は、手練れのスウェーデンの外交官にうまく丸め込まれたのだ。将軍の家族をナチ政権から守ろうというのは、口から出まかせとまでは言わないまでも、ほとんど何の根拠もない約束だったのだ。まさか、パリ陥落後のドイツ軍の潰走を読んでいたわけでもあるまいに、つまるところ、一家の命と引き換えにパリを守ったということなのだ。
政治的な判断としては間違っていないと思うが、もしもコルティッツ将軍の家族がナチス政権によって処刑されていたら、戦後の二人の感情はいかようなものになっていただろうか。
むしろ、そのような感情のほうが映画の題材としては興味深いものがある。この作品の取り上げた部分は、結果きれいごとで済まされた感がある。
描かれているのは、まさに連合軍のパリ進駐前夜の1944年8月24日深夜から8月25日にかけてのたった一日。ですが見ていると、もっと長く感じました。元々が戯曲であったためか、物語の殆どはコルティッツの執務室で進むんですが、そこでのコルティッツとノルドリングの緊迫したやりとりは、結末を知っていても、中々ドキドキしました。
ところで、この物語では「民間人を巻き込むな。美しいパリを破壊するな」と言う事を言うわけですが、実際には、作品中も言及があったハンブルグ空襲や、このパリ解放後に起きたドレスデン空襲など、連合軍による、民間人を巻き込み美しい街を破壊するような出来事は起きているんですよねぇ。特に、ドレスデン空襲なんかは、徹底的にその街が破壊しつくされていますからねぇ。そういう意味では、パリだけが破壊から免れるべき街だったのか?と言う疑問も感じました。まぁ、この時に破壊されなかったから、いま私達は美しいパリの町並みを見ることが出来るんですけどね。
ところで、パリ解放はこの物語で描かれた1944年8月の出来事なわけですが、ドイツが降伏するのは1945年5月8日なので、その後9ヶ月も戦いは続いたんですね。いやぁ・・・、凄いな。この物語の時点で、ベルリンは結構破壊されているような事を言っているんですが、その後更に破壊しつくされるということなのか・・・。
コルティッツを演じたニエル・アレストリュプはフランス人なのですが、見た目が、いかにもドイツ軍人っぽいのが非常に興味深いです。当然ドイツ語の台詞もあるんですが、ドイツ語の出来はどのくらい?
邦題は『パリよ、永遠に』と非常に叙情的なタイトルですが、原題は『Diplomatie』と、日本語で言う“外交”なんですね。物語で描かれているのは正に“外交”そのもの。なるほどなと思いました。
という意味では見ごたえがあった。
【話が通じる者同士】の外交は
このようなものだのだろう。
物語の結末は知りながらも、
最後まで飽きさせない展開は見事。
しかし、この映画から、
先の大戦ではどの国も国際法なんか守っていないという
断片が垣間見えたのは興味深い。
やはり、勝者が裁く裁判なんて、ただの茶番でしかないことも
この映画から確認できた。
やはり”戦争”という外交手段は、
下策なんだろう。
ヒトラーはパリも破壊しようとしていたとは。